この記事は、千葉市緑区おゆみ野のいまい整体院の院長が、足底腱膜炎にお悩みの方に向けて書いています。
足底腱膜炎とは
足底腱膜というのは、踵の骨の前内側から、指のつけ根の骨にかけてくっついている強い繊維束のことを言います。
院長足底腱膜は、足のアーチを維持したり、足部を構造的に強くするための組織です。
この足底腱膜に炎症が起こる病態が、足底腱膜炎です。
いまい整体院の考える足底腱膜炎の原因
一般的に考えられている足底腱膜炎の原因は、長時間の立位や、体重の増加、ランニングやジャンプなどの動作と言われています。



もちろん、上記の原因は足底腱膜炎を起こすキッカケにはなります。
ですが、私は日々の臨床の中で、足底腱膜炎の原因は腰から足にかけての関節の構造的な歪みにあると考えています。
足底腱膜炎を起こす前には、必ず腰から足にかけての関節の構造的な歪みがあり、その状態で長時間の立位や体重の増加、ランニングやジャンプ動作を行うから、足底腱膜炎になると考えています。



腰から足にかけての構造的な歪みがなければ、長時間の立位やジョギングなどをしても、症状が現れません。
そして、具体的には5つの関節の構造的な歪みが影響しています。
①腰仙関節の可動制限
まず、足底腱膜炎に一番影響しているのが、腰仙関節の可動制限です。



腰仙関節に可動制限があると、後ろ重心になり、踵に体重が乗ったままになってしまいます。
足底腱膜炎を解消するには、踵に体重が過剰に乗ってしまう後ろ重心を何とかする必要があります。
そのために、一番重要なことは、腰仙関節の可動制限を解消することです。
②足関節の背屈制限
次に重要なのが、足関節の背屈制限を取り除くことです。
足関節の背屈制限も、腰仙関節の可動制限と同様に後ろ重心の原因になっているため、必ず解消する必要があります。
③踵の骨の前方変位
踵に重心が乗りやすくなる原因の一つに、踵の骨が前方に移動してしまうことがあります。
踵の骨が前方に移動してしまうと、本来は土踏まずがあるはずの位置に踵の骨が移動してしまい、踵に体重が乗りすぎてしまいます。
④舟状骨の内旋制限
舟状骨というのは、土踏まずの位置にある骨です。
この骨が内旋しなくなると、土踏まずへの体重移動が制限され、踵に体重が乗りすぎてしまいます。
⑤浮指
浮指というのは、読んで字のごとく足の指が浮いてしまうことです。



最近では、小学生の中にも浮き指がみられます。
足底腱膜は指のつけ根にくっついているため、浮指になると、足底腱膜が引っ張られてしまいます。
足底腱膜炎に対する整体
足底腱膜炎に対する整体は、上記しました5つの原因に対してアプローチします。
特に重要なのが、腰仙関節の可動制限と足関節の背屈制限を解消することです。



この2つの原因を完全に解決することができれば、症状が半分以上解消されます。
この二つの原因を解消しても症状が残る場合には、その他の原因に対してもアプローチしていきます。
足底腱膜炎の方の中には、上半身の構造的な異常も影響している方がいらっしゃいます。
その場合には、上半身の原因個所にもアプローチしていきます。
踵が痛い場合と土踏まずが痛い場合の違い
足底腱膜炎と整形外科で言われた場合に、整体的な視点では、踵が痛い場合と土踏まず辺りが痛い場合があります。



踵が痛い場合と土踏まずが痛い場合の違いは、足裏のアーチが高くなっているか、低くなっているかの違いがあります。
足裏のアーチが高くなっている時には、踵が痛い方が多いです。
逆に、足裏のアーチが低くなっている時(偏平足)には、土踏まず辺りが痛い方が多いです。
足裏のアーチが低くなっている場合(偏平足)の時には、後脛骨筋機能不全と言われることもあります。
また、外反母指に痛みが伴うことも多い病態です。
こういった時には、足の舟状骨という骨に外旋制限があるため、舟状骨の関節機能障害を取り除くと、痛みも解消されます。
