〇腰痛でお困りの方へ
腰痛でお困りの方は大変多く、その原因も様々です。
そのため、対処法や改善法などの情報が氾濫し、逆にどうすれば解決するのかがわからなくなっています。
ですので、いまい整体院の腰痛ページでは以下のことをご説明いたします。
①あなたの腰痛はどんな腰痛なのか?
②腰痛の対処法
③整体院に行った方が良いのか?病院に行った方が良いのか?
④あなたの腰痛がいまい整体院で改善出来るのか?
⑤自分で出来ることはないのか?
⑥腰痛Q&A

あなたの腰痛解決の参考にして頂ければと思います。
あなたの腰痛はどんな腰痛なのか?
腰痛になった時に大切なことは、自分の腰痛を知ることです。



自分の腰痛の状態を把握することで、対処の仕方がわかってきます。
自分の腰痛を知るには、5つの質問を自分にしてみてください。
- 痛む場所は?
- いつから痛い?
- どんな時が痛くて、どんな時が楽?
- お尻や足にしびれや力が入らない感じがあるか?
- 原因に心当たりはあるか?
急に痛くなったのか慢性的なのか?
腰痛におきましては、まず急に痛くなったのか、慢性的なのかが大切です。
急に痛くなった場合
急に痛くなった腰痛をギックリ腰と呼んだりします。



ギックリ腰は病名ではなく、急に痛くなった腰痛の俗称です。
ですから、実際には色々な病態の腰痛が混ざっています。
ギックリ腰の中には、すぐに病院に行った方が良い腰痛があります。
ですから、ギックリ腰になったらまずはすぐに病院に行った方が良いのかそうでないのかを判断することが大切です。
〇すぐに病院に行った方がよいギックリ腰
・ギックリ腰と共におしりや下肢にしびれが出てきた
・下肢に力が入らない感じがある
・排便排尿障害(尿閉や尿・便失禁)が出ている
・学生でスポーツや運動をしている
・高齢者のギックリ腰
おしりや下肢にしびれが出てきた
ギックリ腰と共におしりや下肢にしびれが出てくることがあります。
おしりや下肢のしびれの原因としては、椎間板ヘルニアを起こしている可能性があるため、一度整形外科に行き診察を受けることをお勧めします。



おしりや下肢のしびれの原因が、必ず椎間板ヘルニアというわけではありません。
しびれの原因が、仙腸関節の障害や坐骨神経痛であることも多いです。
下肢に力が入らない感じがある
下肢に力が入らない感じがある時には、椎間板ヘルニアや馬尾症候群の可能性があります。
〇馬尾症候群とは?
馬尾というのは、腰の下の方の神経の束のことを言い、馬の尻尾のようになっていることから名付けられました。
馬尾症候群というのは、何らかの原因で馬尾が圧迫され、重度の下肢のしびれや排便排尿障害が起こる病態のことを言います。
急に馬尾症候群が起こった場合には、早急に馬尾への圧迫を取り除く必要がありますので、すぐに病院に行く必要があります。



ギックリ腰の時には痛みで体を動かせないのか、力が入らなくて体が動かせないのか区別するのが難しいことがあります。
そういった時には、足の親指やその他の指が動かせるのか?足首は反らせることが出来るか?左右差はないか?といったことをやってみると良いです。
馬尾症候群に関してはこちらでも説明しています。


排便排尿障害(尿閉や尿・便失禁)が出ている
ギックリ腰と共に、排便排尿障害(尿閉・尿便失禁)が出ている時は、上記しました馬尾症候群が疑われますので、すぐに整形外科に行きましょう。
学生でスポーツや運動をしている
学生で激しいスポーツや運動をしている人がギックリ腰になった場合には、疲労骨折・腰椎分離症・すべり症の可能性があります。
もしも、疲労骨折・腰椎分離症・すべり症であった場合には、適切な対処が必要いなりますので、一度整形外科に行きましょう。
高齢者のギックリ腰
高齢者の方のギックリ腰は、圧迫骨折の可能性があります。
〇圧迫骨折とは?
圧迫骨折というのは、背骨の椎体と呼ばれる部分の骨折です。
骨粗鬆症が原因となって起こると考えられています。
高齢者の圧迫骨折は、強い衝撃が加わらなくても起こることがあります。
また、気づかない内に痛みなく起こってしまうこともあります。
また、圧迫骨折以外にも、様々な原因が考えられるために、高齢者の方のギックリ腰の場合には、一度病院に行くことをお勧めします。
ギックリ腰についてはこちら
慢性的な場合
慢性的な腰痛の場合には、痛むのが腰だけなのか?お尻や下肢にしびれや力が入らない感じがあるのか?を判断することが大切です。
痛むのが腰だけの場合には、腰の筋肉に原因がある場合と、腰や骨盤の関節に原因がある場合があります。
腰だけが痛い場合
①筋・筋膜性腰痛
筋・筋膜性腰痛というのは、腰の筋肉や筋膜に負担がかかった結果起こる腰痛です。
筋・筋膜性腰痛は、他の腰痛と併発していることも多く、解決するためには、関節の異常や姿勢、体の使い方を改善する必要があります。
②椎間関節性腰痛
椎間関節性腰痛というのは、腰の骨と骨の間にある椎間関節と呼ばれる関節の機能異常が原因の腰痛です。
椎間関節は、運動による負荷や、長時間の座位・立位などの姿勢の維持で負担がかかりやすく、炎症が起こったり、関節周囲の組織が硬くなったりすることで、痛みが出ます。
③仙腸関節性腰痛
仙腸関節性腰痛というのは、骨盤にある仙腸関節の機能異常が原因で起こる腰痛です。
仙腸関節性の腰痛は、腰だけでなく、おしりや下肢にかけて痛みやしびれを発することがあり、椎間板ヘルニアや坐骨神経痛と、区別する必要があります。



おしりや下肢にしびれや痛みがあり、病院では椎間板ヘルニアといわれていても、実際には仙腸関節の異常が原因であることがあります。
お尻や下肢にも痛み・しびれ・力が入らない感じがある場合
①椎間板ヘルニア
椎間板ヘルニアは、腰の骨と骨の間にある椎間板が神経の通っている後ろ側に飛び出し、神経や脊髄を圧迫することで起こる症状です。
椎間板の突出の部分・仕方の違いによって、お尻や下肢にしびれや力が入らない症状が起こります。
②腰部脊柱管狭窄症
腰部脊柱管狭窄症というのは、脊柱の中にあり神経の束が通っている脊柱管が狭くなり、神経を圧迫することで起こる症状です。
腰部脊柱管狭窄症には、間歇性跛行という特徴的な症状があります。



間歇性跛行とは、歩いていると段々と下肢が痛くなったりだるくなったりして歩けなくなるが、座って休むと再び歩けるようになる症状です。
③腰椎分離症・すべり症
腰椎分離症というのは、腰椎の後ろの部分が疲労骨折などで分離してしまう症状のことを言います。



腰椎は5つあり、それぞれ積み木のように積み上がり脊柱という柱を形成しています。
腰椎分離症は、骨折した腰椎が前にズレてしまいます。
多くは、若い時にスポーツなどで腰椎に過度な負担がかかることが原因です。
さらに、分離した腰椎が前に大きく滑るようにズレると、腰椎すべり症と呼ばれます。
腰椎分離症・すべり症では、分離した腰椎や変形によりできる骨の棘が神経に触れると、お尻や下肢にしびれの症状がでることがあります。
④おしりや下肢の神経障害
おしりや下肢のしびれは、腰の神経への圧迫以外にも、お尻や下肢の神経への圧迫や牽引刺激によっても起こります。
原因となる神経で代表的なものは、坐骨神経痛、大腿神経痛、大腿外側皮神経痛、上殿皮神経痛、中殿皮神経痛等です。
どんな状態で痛くなりどんな状態で楽なのか?
次に判断材料として重要なのが、「どんな状態で痛くなりどんな状態で楽なのか?」です。
- 座っていると痛くなる
- 座っている時は大丈夫だが立ち上がる時に痛い
- 立っていると痛くなる
- 仰向けで寝るのが辛い
- 歩いていると段々と辛くなってくる
- 動いている方が楽
このように、人によって痛む状態と楽になる状態が違います。



まずは自分の腰痛がどんな状態で辛くなり、どんな状態だと楽になるのかを観察しましょう。
腰痛の原因についてはこちら


腰痛の対処法
自分の腰痛を知ったら、次は腰痛の対処法を選びましょう。
すぐに病院に行った方が場合
まずは、急に痛くなった腰痛で上記したすぐに病院に行った方がよい兆候があれば、すぐに病院に行きましょう。
次に、慢性的な腰痛でも痛みの程度が強く、段々と痛みが強くなってきている場合にも、すぐに病院に行った方が良いです。
お尻や下肢に痛み・しびれ・力の入らない感じがある場合
お尻や下肢に痛み・しびれ・力の入らない感じがある場合にも、一度病院に行った方が良いです。
病院では原因がわからない場合・経過観察の場合
病院に行ったけれど原因がわからなかったり、経過観察の場合には、リハビリや代替医療(鍼灸院・整骨院・整体院)に行くことも選択肢の一つです。



病院ではすぐに対処するべき腰痛であるのか?そうではないのか?を判断されます。
すぐに対処するべき腰痛ではない場合には、リハビリや代替医療で行う体の機能障害(筋肉・関節・神経の働きの異常)が有効であることが多いです。
また、姿勢不良や運動不足が原因の場合も多いので、そういった時にはストレッチ・体操・運動が有効です。
腰痛改善の手順
①急な腰痛なのか?慢性的な腰痛なのか?を判断し危険な兆候があればすぐに病院に行く
②自分の腰痛はどんな時に辛くなり、どんな時に楽なのかを観察する
③病院に行き、すぐに対処した方がよい腰痛なのかそうでないのかを診察してもらう
④病院で原因がわからなかったり、経過観察の場合には、リハビリや代替医療を受けたり、ストレッチ・体操・運動を行う
整体院に行った方が良いのか?病院に行った方が良いのか?
腰痛になった時に、整体院に行った方が良いのか?病院に行った方が良いのか?迷われる方もいらっしゃいます。
まず重要なことは、整体院と病院では、解決できる病態が違うということです。



病院で対処した方が良い腰痛と、整体院で対処した方が良い腰痛があります。
病院で解決できる病態
病院では、すぐに対処が必要な腰痛、炎症性の腰痛、他の病気が原因で起こっている腰痛を診断し治療を行います。
その結果、原因が見つからない場合や筋肉・関節・神経の機能障害が原因の場合には、経過観察やリハビリを行います。



病院では、筋肉・関節・神経の機能障害の治療は行っていません。
整体院で解決できる病態
整体院では、筋肉・関節・神経の機能の異常を改善します。
筋肉・関節・神経の機能の異常というのは、病院では診断されない体の機能の異常です。
〇体の機能障害(機能異常)
・筋肉が硬くなっている
・筋肉が上手く伸び縮みしない
・筋肉の滑走が悪い
・関節の動きが悪い
・関節の位置が正常な位置からズレている
・神経に牽引の刺激が加わっている
・神経の滑走が悪い
重要度・緊急度が高いのは病院
自分の腰痛が、病院に行った方が良い状態なのか、整体院に行った方が良い状態なのかを判断することは難しいです。
ですから、まずは重要度・緊急度が高い病院に行った方が良いです。
その上で、病院で原因がわからなかったり、経過観察の場合には、あなたの腰痛の原因が筋肉・関節・神経の機能異常が原因であることが多いです。
ですから、どんな腰痛でも一度病院に行って状態を確認し、特に異常がみられなかったり、経過観察であった場合に、整体院に行くことを選ぶという順番が良いです。
あなたの腰痛がいまい整体院で改善出来るのか?
いまい整体院で改善が出来る腰痛は、筋肉・関節・神経の機能異常が原因の腰痛です。
具体的には、手術が必要な腰痛・炎症性の腰痛・他の病気が原因の腰痛以外の腰痛であれば、その多くが改善出来ます。
また、病院で椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症といわれていたり、術後や怪我が治った後の違和感や痛みに関しましても、実際には筋肉・関節・神経の機能異常が原因であることがあり、そういった場合もいまい整体院で腰痛が改善出来ます。
こちらの記事で詳しく説明しています。


自分で出来ることはないのか?
腰痛に関しまして、改善に向けて自分で出来ることは多いです。
ですが、その前には自分の腰痛がどんな腰痛なのかを知り、安全で効果的な対処法を知る必要があります。
そうでないと、逆効果になってしまうことも多く、注意が必要です。
ですから、まずは病院に行ったり、リハビリや代替医療を受けに行って、専門家にあなたの腰痛はどんな腰痛で、どんなことをすると良いのかを教えてもらうことが大切です。
腰痛 Q&A
腰痛に関して頂くご質問にお答えします。
なんでギックリ腰を繰り返してしまうんですか?
ギックリ腰を繰り返してしまうのは、腰痛の原因が残ってしまっているからです。
ギックリ腰の痛みはなくなっても、ギックリ腰になった原因がそのままなので、疲労が溜まったり、無理をするとまたギックリ腰になります。
ギックリ腰の原因に関しましてはこちら


姿勢が悪いと腰痛になりますか?
姿勢が悪くても腰痛にならない人は沢山います。
例えば、腰の曲がったお年寄りでも、腰痛ではない人がいます。
ですから、『姿勢が悪い=腰痛』とは言えません。
腰痛と坐骨神経痛は違うんですか?
腰痛と坐骨神経痛は原因が違います。
坐骨神経痛は、お尻から足にかけて走行する坐骨神経が何らかの障害を受ける症状です。
坐骨神経痛の人でも、腰は痛くない方は沢山います。
腰痛にマッサージは効果的ですか?
マッサージが効果的なのは、筋肉が原因になっている腰痛です。
マッサージをしても腰痛が良くならないという方は、筋肉以外に原因があります。
また、マッサージには慰安目的のマッサージと、症状を改善することが目的の医療的なマッサージがあります。



医療的なマッサージでは間接的に関節や神経などの機能異常を改善出来ますので、腰痛に効果的です。
マッサージと整体の違いに関しましてはこちら


腰痛の時には運動は控えた方が良いですか?
運動を控えた方が良い腰痛は、ギックリ腰になりたての頃や、動くと痛い腰痛の時です。
逆にじっとしていると痛くなる腰痛の時には、運動をした方が良いことが多いです。
腰痛に効果的なストレッチは?
ストレッチは種類や方法を間違えると、腰痛が悪化する原因になります。
ですから、腰痛の原因がハッキリ分からない時には、やらない方が良いです。
ストレッチは、腰痛の予防でやる方が良いです。
腰痛の原因は筋肉にあるんですか?
腰痛の原因の多くは筋肉にあります。
ですから、腰痛の改善方法として、マッサージやストレッチ、筋トレが推奨されることが多いです。
ですが、それらの方法で腰痛が改善しない人は、筋肉以外の関節や神経などに原因があります。
また、慢性の腰痛の方や、一か月以上腰痛が続いている方は、一度病院に行くことをお勧めします。
筋肉に原因のある腰痛に関しましてはこちら


座っていると腰が痛くなるのですが原因はなんですか?
座ることは一見楽なようですが、実は腰や骨盤に対しては大きな負担になります。
特に腰の腰仙関節や骨盤の仙腸関節には大きな負担がかかり、腰痛の原因になります。
また、筋肉で言えば、お尻の筋肉が張りやすく、大殿筋や小殿筋、梨状筋といった筋肉に負担がかかります。
神経の面から考えると、腰からお尻を通って腿の裏に入っていく坐骨神経が牽引、圧迫の刺激にさらされやすく、坐骨神経痛にもなりやすいです。
座っていると痛くなる腰痛の原因に関しましてはこちら


腰痛の原因が精神的なストレスにあるとテレビで見たのですが本当ですか?
最近では、精神的なストレスが腰痛の原因になることが一般的になってきました。
ですが、一方で原因がよくわからない腰痛を精神的なストレスが原因だとしてしまうことも増えています。
私個人的な経験の中では、本当に精神的なストレスだけが原因の方は少なく、多くは体の機能的な異常を伴う腰痛だと感じます。
精神的なストレスだけが原因の方は、症状が一定でなかったり、体の機能の異常はあまりないのに痛みが強かったりします。
精神的なストレスが原因の腰痛に関しましてはこちら


寝ている時に腰が痛くなってくるのですが原因はなんですか?
寝ている時に腰が痛くなってくる原因として考えられるのは、股関節や腰が硬い場合や、冷えや血行不良がある場合です。
また、ギックリ腰の時は足を伸ばして寝られなかったり、寝返りが出来なかったりします。
寝ると痛い腰痛の原因に関しましてはこちら





いまい整体院の腰痛ページは以上で終わりです。
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