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四十肩・五十肩になった時にやってはいけない3つのこと

四十肩・五十肩になった時にやってはいけない3つのこと

四十肩・五十肩になった時に、ほとんどの方は初めての経験なので、どうしたら良いかわからなくなります。

そして、自分なりに対処しようとして、四十肩・五十肩を悪化させてしまうこともあります。

A子さん

五十肩になって友だちに相談したら、放っておいても良くなると言われたので、数か月放っておいたのですが、なかなか良くなりません。

院長

そうですね、五十肩は色々な誤解も多く、適切に対処しないと中々良くなりません。

ですから、この記事では、五十肩に適切に対処するために、五十肩になった時にやってはいけない3つのことをご説明します。

こちらの記事もご覧ください。

目次

四十肩・五十肩になった時にやってはいけない3つのこと

しっかりと適切に四十肩・五十肩を改善していくために、やってはいけないことが3つあります。

四十肩・五十肩になった時にやってはいけない3つのこと
  1. 医療機関を受診しないこと
  2. 痛みがあるのに無理に動かすこと
  3. 適切に対処せずに放っておくこと

①医療機関を受診しないこと

四十肩・五十肩になってしまった時に、一番してはいけないことが、医療機関を受診しないことです。

五十肩以外の肩の疾患の可能性

肩の関節やその周辺が痛くなった時には、色々な原因があります。

そして、その原因の中には、医療機関での対処がすぐに必要な症状があります。

肩が痛くなった時に医療機関を受診しないと、五十肩以外の肩の疾患であった場合に対処が遅れて、悪化してしまうことがあります。

院長

医療機関での対処が必要な症状を見逃さないために、肩が痛くなった時には、医療機関を一度受診しましょう。

病院に行く意義

肩が痛くなって病院に行ったときに、「特に異常なし」と言われたり、「五十肩ですねと言われ痛み止めとシップだけで終わった」ということがあります。

こういったことがあると、病院にいっても何か治療をしてくれるわけじゃないから病院には行かないという人がいらっしゃいます。

ですが、ここで大切なのは、すぐに医療機関で治療をすべきことがないと分かったということです。

肩の痛みで一番最初にした方が良いのが、肩の痛くなった原因がすぐに医療機関で治療が必要なものであるのかをはっきりさせることです。

ですから、病院に行って、特に治療をされなかったということは、すぐに医療機関で対処が必要な肩の異常ではないということです。

このことをハッキリさせるためにも、肩が痛くなった時には、医療機関を受診しましょう。

五十肩は炎症をおさめることが大切

五十肩は、肩やその周辺組織に炎症が起こります。

炎症が起き、さらにその炎症が周囲に拡がってしまうことで、痛みや炎症が治まった後の関節の拘縮具合が悪化したりしてしまいます。

ですから、五十肩では炎症が起こった早い段階で、炎症をおさえるための対処が必要になります。

そのためには、肩が痛くなった早い段階で医療機関を受診し、肩の状態を確かめ、炎症をおさえるための治療が必要になります。

院長

夜寝ている時にも痛む場合や、肩を動かしていなくても痛みが強い場合には、炎症が起こっている可能性が高いので、すぐに医療機関を受診しましょう。

五十肩において早期に炎症をおさえることの大切さ

五十肩というのは、肩や肩の周辺組織に損傷や炎症が起こります。
そして、その炎症が拡がったり長く続くことで、肩の組織が癒着したり変性して、肩の関節拘縮が起こります。

ですから、炎症を早期におさえることができれば、その後の経過もよく、関節拘縮の度合いも少なくすることが出来ます。

逆に、炎症を長引かせたり、一度おさまった炎症を再び起こしてしまったりすると、その分経過が悪くなります。

このように、五十肩におきましては、炎症を早期におさえることが重要になりますので、肩が痛くなったら一度医療機関を受診しましょう。

②痛みがあるのに無理に動かすこと

四十肩・五十肩を悪化させてしまう原因として、痛みがあるのに無理に動かすことです。

四十肩・五十肩には、色々な症状があり、その中には、無理に動かすことで、悪化してしまう症状があります。

例えば、インピンジメント症候群と呼ばれる症状です。

インピンジメント症候群は、肩の組織が骨と骨の間に挟み込まれたり、ぶつかったりする症状で、無理に動かすと、炎症が悪化してしまいます。

その他にも、肩の腱板と呼ばれる部分を損傷していたり、上腕二頭筋腱と呼ばれる部分に炎症がある状態だと、無理に動かすことで症状が悪化してしまいます。

A子さん

肩の関節を動かさないと、さらに関節が固まってしまいませんか?

院長

四十肩・五十肩には、炎症のある時期や関節が固まってくる時期があり、時期によって対処が変わります。

炎症のある時期には、無理に動かさない方が良いですが、関節が固まってくる時期には、関節を動かす必要があります。

A子さん

炎症が起こっている時期には、無理に動かさない方が良いという意味ですね。

そして、関節が固まってくる時期には、逆に関節を動かす必要があるんですね。

院長

関節を動かさない方が良いのか?、動かした方が良いのか?という判断は、自分では難しいので、専門家の方に指導してもらうと良いです。

③適切に対処せずに放っておくこと

四十肩・五十肩になった方の中には、そのまま放っておいても良くなっていく人がいます。

ですから、一般的に四十肩・五十肩は、放っておいても良くなると言われたりします。

ですが、実際には、放っておいても良くならず、悪化させてしまう人もいますし、痛みはなくなっても関節可動域の制限が残ってしまう人もいます。

院長

そのまま放っておいて良くなる方は一部の方で、実際には適切に対処する必要のある方がほとんどです。

A子さん

私の友達は、一年以上五十肩で悩んでいます。

院長

実際に適切に対処しないで、数年間痛みと肩の動きの制限に苦しまれている方もいらっしゃいますし、数か月たって医療機関を受診して、医療機関で対処が必要な症状であることが分った方もいらっしゃいます。

A子さん

四十肩・五十肩は放っておかない方が良いんですね。

五十肩を放っておかない方が良い3つの理由

①自然に良くなっていく五十肩でなかった場合に、炎症を繰り返したり、関節拘縮が強くなってしまうことがあるから。

②五十肩であると思っていたら、実際には他の肩の疾患であることがあるから。

③自分では治ったと思っていても、実際には肩の関節の拘縮(可動域制限)が残っていることがあるから。

五十肩における整体院や整骨院の役割

四十肩・五十肩の対処方法として、整骨院・整体院・鍼灸院・マッサージ院といった、代替医療と呼ばれる場所があります。

院長

五十肩においては代替医療と医療機関では役割が違います。

代替医療で扱うのは、機能異常と呼ばれる関節の硬さや関節の位置のずれ、筋肉の硬さや動きの悪さといった体の異常です。

一方で、医療機関では組織の損傷や炎症といった体の異常です。

五十肩では、経過の初期には医療機関で対処が必要な組織の損傷、炎症が起こり、経過の後期には関節拘縮などの機能異常が起こります。

ですから、組織の損傷・炎症が起こっている時期には医療機関での治療が必要ですし、関節拘縮などの機能異常が起きていれば代替医療で施術が必要になります。

院長

病院に併設されているリハビリも代替医療と同様に体の機能異常を改善させるための施設です。

自分の五十肩の状態がどんな状態なのかは、自分で判断することは難しいので、まずは医療機関を受診し組織の損傷や炎症が起きていないか確かめましょう。

その後で、医師からリハビリを提案されるようでしたら、肩の機能異常が起こっている段階にあるということなので、リハビリを受けたり、代替医療を利用したりすると良いです。

こちらの記事もご覧ください。

四十肩・五十肩やってはいけないことまとめ

四十肩・五十肩になった時にやってはいけない3つのこと

①医療機関を受診しないこと

・四十肩・五十肩の原因の中には、医療機関で対処が必要な症状があるので、それを見逃さないために一度医療機関を受診することが必要。

②痛みがあるのに無理に動かすこと

・炎症が強い時期には、無理に動かさない方が良いが、関節が固まってくる時期には、関節を動かす必要がある。

③適切に対処せずに放っておくこと

・四十肩・五十肩は放っておいても良くなると言われることもありますが、それは極一部で、多くは適切な対処が必要。

四十肩・五十肩でお悩みの方はおゆみ野(鎌取)のいまい整体院へ

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