最近では、筋膜ローラーやテニスボールなどで、セルフマッサージをする人が増えました。
すると、体の凝っている部分がゴリゴリとする部分があることに気が付きます。
肩や腰が凝っているところがゴリゴリしています。
体のゴリゴリしている部分は筋肉のコリである場合と、そうでない場合があります。
この記事では、腰のゴリゴリの正体についてご説明します。
首・肩のゴリゴリの正体についてはこちら
腰のゴリゴリの正体とは?
腰のゴリゴリは、筋肉の場合と骨の場合があります。
筋肉の場合
背骨から指一本分くらい外側にあるゴリゴリは、脊柱起立筋という筋肉です。
腰痛の方は凝ったり突っ張ったりすることの多い筋肉です。
縦に走行する筋張った筋肉で、マッサージなどでゴリゴリと刺激することが多いです。
骨の場合
背骨から手のひら一枚分ぐらい外側に行くと、骨の突起がゴリゴリと触れることがあります。
このゴリゴリは、腰椎の横突起と呼ばれる部分です。
腰のゴリゴリを刺激する時の注意点
腰のゴリゴリを筋膜ローラーやテニスボールでゴリゴリ刺激する時には注意が必要です。
腰椎の横突起をゴリゴリしてはいけない
まずは、ゴリゴリが腰椎の横突起の場合にはゴリゴリと刺激してはいけません。
マッサージなどでも施術者が筋肉のごりと間違えてゴリゴリと刺激して、翌日揉み返しになりやすい部分です。
このゴリゴリは、筋肉のコリではないので、いくらゴリゴリしても緩むことはありません。
急に痛くなった腰痛の時にはゴリゴリしてはいけない
最近よく出会うのが、急に痛くなった腰痛に対して、筋膜ローラーやテニスボールでゴリゴリと刺激して、ギックリ腰になってしまった人です。
急に痛くなった腰痛は炎症が関連することが多いため、ゴリゴリと刺激するとかえって悪化することが多いので注意が必要です。
ゴリゴリと刺激する方法が有効なのは、腰の筋肉が凝っていることが原因の慢性腰痛の方だけです。
※腰痛には、椎間関節や仙腸関節などの関節が原因であったり、椎間板が原因であったりすることが多いため、むやみにゴリゴリと刺激することはお勧めしません。