ギックリ腰になると、痛みが強く動きも制限されてしまいます。
ですから、はじめてギックリ腰になってしまった時には、どうしたら良いかわからず、不安になります。

この記事ではそういった方のために、整体におけるギックリ腰に対する対処法と、回復までの経過をご説明します。
ギックリ腰に対する整体の対処法
ギックリ腰の正式名称は、急性腰痛と言います。
急に起こった症状というのは、炎症や組織の損傷などが関係することがあり、中には整体では対処が出来ないギックリ腰もあります。
ですから、まずは、整体で対処が出来るギックリ腰と、出来ないギックリ腰についてご説明します。
整体で対処が出来るギックリ腰
整体で対処が出来るギックリ腰は、機能障害が主な原因のギックリ腰です。
機能障害というのは、筋肉の硬さであったり、関節の動きの悪さといった、体の機能が悪くなっていることを言います。
一方で、椎間板の損傷や圧迫骨折など、炎症や組織の損傷が主な原因のギックリ腰があります。
こういったギックリ腰は、整体ではなくて病院での対処が必要です。



ギックリ腰には、炎症が少なからず関与していますが、その中でも機能障害が主であれば、整体で対処が可能です。
ギックリ腰の原因についてはこちらで詳しくご説明しています。


ギックリ腰に対して整体ではどんなことをするのか?
機能障害が主な原因になっているギックリ腰に対しての、整体の対処法をご説明します。
ギックリ腰になってしまっている方の一番悪くなっている体の機能は、仙腸関節・腰仙関節という骨盤の関節です。
この骨盤にある関節が障害されると、体を伸ばせなくなったり、曲げられなくなったりします。
また、腰仙関節が障害されると、腰が抜けるような感覚になって、上半身を骨盤に上手く乗っけられなくなります。
ですから、整体(いまい整体院の整体方法)では、まず仙腸関節・腰仙関節の動きを良くすることをします。
すると、ほとんどの方が、痛みが軽減し、ある程度動けるようになります。



仙腸関節・腰仙関節がしっかり調整出来ていれば、後は、それぞれの方の病態に合わせて、股関節や背骨などを調整します。
整体におけるギックリ腰の回復経過
機能障害が原因のギックリ腰は、上手く経過させれば、一週間から長くても二週間程度で元の状態まで改善が出来ます。
まず大切なことは、ギックリ腰になってすぐは、緊急の必要性がなければ、整体は受けない方が良いということです。



ギックリ腰になってすぐは、炎症が起こっていることが多く、そのタイミングで整体を受けても効果がなかったり、一度良くなっても痛みがぶり返す可能性があります。
ギックリ腰になった時に、整体を受けるタイミングは、2、3日経った後が良いです。
2、3日後であれば、炎症が治まっていますので、後は機能障害を改善すれば、ギックリ腰も良くなっていきます。
一回目の整体では、半分くらい痛みや動きの制限を改善することが目的です。
上手く調整出来れば、日に日に状態が良くなっていきます。
ですが、まだ体のどこかに機能障害が残っていますので、回復しきらない方がほとんどです。
ですから、2、3日後にもう一度整体を行うと良いです。
すると、8割程度痛みや動きの悪さが改善します。
この状態になれば、日常生活を気をつけ、簡単なセルフケアを行うことで、ほとんどギックリ腰が良くなった状態になります。
あとは、一週間後に経過をみて、残っている機能障害を改善することで、ギックリ腰が良くなります。
以上が、理想的な整体におけるギックリ腰の経過です。
1.ギックリ腰になって2、3日後に整体を受ける(5割程度回復)
2.2、3日後に二回目の整体を受ける(8割程度回復)
3.一週間後に三回目の整体を受ける(10割回復)
詳しいギックリ腰の経過についてはこちら


〇ギックリ腰に整体は必要か?
機能障害が原因のギックリ腰というのは、実は重症ではありません。
痛みが強く、動きもかなり制限されるために、重症だと思われがちですが、実際には軽症です。
ですから、無理をしなければ、整体を受けなくても、二週間程度で良くなる方がほとんどです。
では、ギックリ腰に対して整体は必要ないのかというと、そうではないと私は思います。
なぜなら、ギックリ腰というのは、体の機能が悪くなってきていることを知らせるサインだからです。
ギックリ腰というのは、痛みがなくなり動きが元に戻ったと思っても、元々ある体の機能障害はそのままであることが多いです。
ですから、本当は整体で元々ある体の機能障害を改善した方が良いです。
そうすることで、ギックリ腰を繰り返すことを防いだり、他の疾患になることを予防出来たりします。
そういった意味で、ギックリ腰に対して整体は必要であると私は思います。
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