産前産後の体のケアで、整体というと、産後の骨盤矯正が有名です。
ですが、その他の産前産後の体のケアに整体は必要なのでしょうか?
この記事では、産前産後の体のケアに整体が必要なのかをご説明していきます。
産前産後の体のケアに整体は必要なのか?
産前産後の体のケアには、色々なものがあります。
ですが、その中には、病院や助産師さんでは対処が難しい症状があります。
病院や助産師さんには対処が難しい産前産後ケアがある
産前産後の体のケアは、主に病院や助産師さんによって行われます。
ですが、その中で運動器のトラブルに関しましては、病院や助産師さんでは対処が難しい場合が多いです。
運動器というのは、身体運動に関わる骨、筋肉、関節、神経などの総称です。
ですから、運動器のトラブルというのは、筋肉、関節、神経のトラブルです。
なぜ、病院や助産師さんでは対処が難しいのでしょうか?
まず、病院に関しましては、妊娠をしている・授乳をしている等の理由で、使える薬に制限があったり、注射や手術が行えなかったりするからです。
また、助産師さんに関しましては、扱っている体のケアの分野が違うからです。
助産師さんのお仕事は、妊娠・出産・育児のサポートなので、運動器のトラブルの対処は、扱う分野が違います。
では、産前産後における運動器のトラブルはどのように解決すれば良いのかというと、整骨院・整体・鍼灸院など、薬や手術を行わずに、運動器の問題を解決する代替医療が有効です。
〇産前
腰痛・坐骨神経痛・股関節痛・恥骨痛・膝痛等
〇産後
腰痛・恥骨痛・膝痛・首肩こり・腱鞘炎等
整体に出来る産前産後の体のケア
整体に出来る産前産後の体のケアについてご説明します。
腰痛
腰痛に関しましては、産前も産後も起こる可能性があるトラブルです。
産前に関しましては、お腹が大きくなるにつれて、姿勢の変化や背骨や骨盤への負担が増えることで起こります。
産後に関しましては、出産時の体へのダメージや、育児が原因となり起こります。
産前産後の腰痛における整体での対処は、主に股関節・骨盤(仙腸関節)・背骨にアプローチすることで解決します。
出産時のダメージが原因となっている場合には、産後1,2か月後してから、整体に行きましょう。
坐骨神経痛
坐骨神経痛に関しましては、主に産前のお腹が大きくなってきたころに起こりやすい症状です。
一部の方は、産後も坐骨神経痛が改善せず、悩まれる方もいらっしゃいます。
骨盤や股関節部での動きの悪さや、筋肉の緊張が原因となっているため、そういった部分に整体を行うことで解決します。
椎間板ヘルニアが原因となっている重症の坐骨神経痛に関しましては、整体での対処が難しい場合があります。
股関節痛
産前に股関節痛に悩まれる方も多いです。
股関節痛に関しましては、骨盤(仙腸関節)、股関節の動きを整体で良くすることで、多くが解決されます。
恥骨痛
産前に恥骨痛に悩まれる方がいらっしゃいます。
恥骨部は、関節ではありませんが、二つの骨が靭帯・軟骨でつながり、恥骨結合と呼ばれています。
二つの骨が合わさっているために、ズレたり、緩くなってしまったりします。
整体では、恥骨部のズレを解消したり、恥骨部に付着する筋肉を緩めることで、恥骨痛を解決します。
膝痛
膝痛に関しましては、産前も産後も悩まれる方がいらっしゃいます。
産前産後の体の変化や、育児での負担が原因となり、膝が痛くなります。
整体では、骨盤(仙腸関節)、股関節、膝関節、足関節を調整することで、膝痛を解決します。
腱鞘炎
最近になって、産後は腱鞘炎になりやすいことが知られてきました。
産後の腱鞘炎は、早期の対処が必要な症状です。
整体での対処も可能ですが、まずは一度整形外科に行くことをおすすめします。