3月は通常営業。日曜日・月曜日が定休日。

膝の内側の痛みの原因を整体の観点からご説明します

膝の内側の痛みの原因を整体の観点からご説明します

膝の痛みには、痛む部分がいくつかあります。

その中でも、膝の内側の痛みを訴える方は多いです。

この記事では、膝の内側の痛みの原因を整体の観点からご説明します。

目次

膝の内側の痛みの原因

整体の観点から考えると、膝の内側の痛みの原因は、

・膝自体に原因がある場合

・足首に原因がある場合

・股関節に原因がある場合

・仙腸関節に原因がある場合

が考えられます。

膝自体に原因がある場合

①靭帯や半月板の損傷

膝自体に原因がある場合には、内側側副靭帯や内側半月板が損傷していることがあります。

院長

靭帯や半月板の損傷は、病院で検査・治療が必要になります。

靭帯はスポーツや事故などの過度の外力によって損傷することが多いです。

半月板は、スポーツや運動で損傷することもありますが、加齢による変形性関節症によって、損傷することもあります。

半月板とは

半月板というのは、膝の骨と骨の間にあるクッションの役割をする組織です。

半月板は、膝にかかるショックを軽減したり、関節を安定させたりします。

よく加齢によって膝の軟骨がすり減るといわれますが、半月板は膝の軟骨のすり減らないようにする役割もあります。

ですから、膝を過度に使用したり、関節の位置が不安定な状態で使い続けると、半月板が痛み、その結果膝の軟骨がすり減ってきます。

半月板を痛めないためには、膝の関節の位置を正しく保つことが大切です。

②神経の締め付けや牽引ストレス

膝の内側には、伏在神経膝蓋枝という神経が分布しています。

この神経が、締め付けられたり、過度に引っ張られることで、膝の内側が痛むことがあります。

伏在神経膝蓋枝は腰から腿の前を通って膝の内側に分布するため、腰や仙腸関節、股関節、腿の筋肉などに機能障害があると、神経の締め付けや牽引のストレスがかかり、膝の内側が痛みます。

③脂肪体

膝のお皿の下には膝蓋下脂肪体という脂肪体があります。

この脂肪体が、お皿と膝の骨の間で挟まることがあり、その時に痛みを感じます。

痛みを解決するためには、脂肪体を正しい位置に納める必要があります。

④筋肉の滑走障害

筋肉は、体の中を滑るように動いています。

ですが、様々な原因によって、筋肉が上手く動けなくなる状態を、筋肉の滑走障害といいます。

膝の内側の筋肉の滑走障害は、縫工筋・薄筋・半腱様筋によって起こります。

この三つの筋肉の腱は、膝の内側の骨にくっつき、その部分を鵞足と言います。

筋肉の滑走障害によって、鵞足に負担がかかると、鵞足炎という滑液包の炎症が起こり、膝の内側が痛むことがあります。

足首に原因がある場合

膝は、足首の影響を受けます。

足首の動きが悪いと、膝に不自然な力がかかり膝の内側が痛むことがあります。

また、足首の向きや、かかとの骨の向きが傾くことで、膝にねじれる力が加わり、膝の内側が痛むこともあります。

股関節に原因がある場合

膝は、足首だけでなく、股関節の影響も大きく受けます。

膝の内側が痛む場合には、股関節が過度に内旋(内側に回る)していることが多く、その影響で、膝の内側に過度のストレスがかかります。

仙腸関節に原因がある場合

仙腸関節というのは、骨盤にある関節です。

この仙腸関節は、股関節の動きに直接的に影響し、股関節の動きを通して膝に影響します。

仙腸関節が股関節を曲げる方向に動かなくなると、股関節が過度に内旋し、膝の内側が痛むことがあります。

なぜ膝の内側に痛みが出やすいのか?

膝の内側の痛みの原因をご説明してきましたが、ではなぜ膝の内側に痛みが出やすいのでしょうか?

整体の観点から考えると、軸足側の膝の内側に痛みが出やすい傾向があります。

院長

多くの人は左側が軸足で、右側が利き足になっています。

軸足というのは、支えて安定させる役割があるために、軸足側に過重した時に、体を中心軸に寄せます。

その時に、膝の内側に負担がかかってきます。

逆に利き足は、膝の外側に負担がかかる傾向があります。

膝の内側に痛みが出ている時には、軸足への荷重という機能に異常があることが多いです。

院長

整体では、軸足への荷重がスムーズに出来るように、骨盤・脊柱・股関節・膝関節・足関節を調整します。

こちらの記事で膝の痛みの原因をご説明しています。

院長

こちらの記事では、膝の痛みの原因を、「怪我や外傷の時」・「スポーツや運動時」・「原因不明の時」・「変形性膝関節症の時」に分けて、ご説明しています。

目次