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肩こりで肩甲骨が痛い!?原因と整体での対処法を説明します

肩こりで肩甲骨が痛い!?原因と整体での対処法を説明します

肩こりで肩甲骨が痛いという方が、整体院にご来院されます。

実際には、肩甲骨が痛いわけではなく、肩甲骨の周辺の筋肉や神経に原因があります。

また、肩甲骨の痛みと肩こりには深い関係があり、肩こりを解消するためにも、肩甲骨の痛みを解決する必要があります。

院長

この記事では、肩甲骨の痛みの原因や肩こりとの関係、整体での対処法をご説明します。

目次

肩こりで肩甲骨が痛い時の原因

肩甲骨の痛む部分は、内側・裏側・外側があり、それぞれ原因が違います。

肩甲骨の内側が痛い時の原因

肩甲骨の内側が痛い時には、肩甲背神経という神経が原因であることが多いです。

肩甲背神経とは

肩甲背神経というのは、首から出て、肩甲骨の内側を通る神経です。

肩甲骨の間にある菱形筋や、肩こりと関係がある肩甲挙筋といった筋肉に分布します。

肩甲背神経が、引っ張られたり、圧迫されたりすると、肩甲骨の内側の痛みになります。

A子さん

この肩甲背神経はなぜ引っ張られたり、圧迫されたりするんですか?

院長

肩甲背神経は首から出ていますので、デスクワークや車の運転で、頭が前に出ると、肩甲背神経が引っ張られます。

また、神経というのは筋肉と筋肉の間を通っていますので、猫背になり、肩甲骨の間の筋肉が引き伸ばされることで、肩甲背神経を圧迫してしまいます。

A子さん

なるほど、姿勢が悪くなると、神経が引っ張られたり、圧迫されたりしてしまう状態になるんですね。

また、神経以外にも、筋肉のコリやトリガーポイントが原因になっていることもあります。

肩甲骨の裏側が痛い時の原因

肩甲骨の裏側が痛い時には、前鋸筋や肩甲下筋といった筋肉が原因であることが多いです。

前鋸筋や肩甲下筋というのは、腕を前に出して腕を固定する作業では、常に緊張状態にあります。

つまりは、デスクワークやパソコン作業や車の運転の時には、常に緊張しています。

その結果、前鋸筋や肩甲下筋が疲労すると、肩甲骨の裏側に痛みが出ます。

院長

その他にも、肩甲骨は肋骨の上を滑るように動いていますので、肋骨の動きが悪く、肩甲骨の滑る動きが悪くなっても、肩甲骨の裏側に痛みが出ることがあります。

肩甲骨の外側が痛い時の原因

肩甲骨の外側が痛い時は、腋窩神経という神経が原因であることが多いです。

腋窩神経は、肩甲骨の外側に出てくる神経ですが、その際に上腕三頭筋や小円筋といった筋肉間の細い隙間を通ります。

その際に、巻き肩などが原因で筋肉の緊張が強いと、腋窩神経が締め付けられて、肩甲骨の外側に痛みが出ます。

院長

腋窩神経が締め付けられると、痛みの他に、腕にしびれが出ることもあります。

肩甲骨と肩こりとの関係

肩こりと肩甲骨は深い関係があります。

それは、肩こりの原因になる筋肉の多くが、肩甲骨にくっついているという点です。

肩こりの時には、筋肉が緊張し疲労しています。

その原因の一つが、肩甲骨が上手く動かなくなっていることです。

院長

肩甲骨が上手く動かないと、肩の筋肉には負担がかかります。
また、逆に肩こりになると肩甲骨が上手く動かなくなります。

肩こりと肩甲骨の動きの悪さは、一緒に起こっているといえます。

肩甲骨の痛みと猫背との関係

肩甲骨の痛みは、猫背が原因といっても過言ではありません。

特に、巻き肩と呼ばれる、肩甲骨が外側に移動し、肩の関節が内側に巻く状態になると、肩甲骨の痛みが出ることが多いです。

院長

巻き肩になると肩甲骨が外側に移動し、筋肉が緊張し、神経が引っ張られたり圧迫されたりします。

その結果、肩甲骨の痛みが出ます。

肩こりで肩甲骨が痛い時の整体での対処法

肩こりで肩甲骨が痛い時の整体での対処法は、姿勢を整えて、肩甲骨の位置を正しい位置に戻して、良く動くようにすることです。

肩甲骨の内側が痛い時

肩甲骨の内側に痛い時には、頭が前に出てしまっているのを戻す必要があります。

院長

首から出て肩甲骨の内側に位置している肩甲背神経が、引っ張られないようにする必要があります。

そのためには、骨盤や背骨が伸びるようにする必要があります。

また、肩甲背神経が上手く動くように、神経のモビライゼーション(神経を動かす)ことも必要です。

A子さん

整体で姿勢を良くして、神経が引っ張られたり圧迫されたりしないようにするんですね。

肩甲骨の裏側が痛い時

肩甲骨の裏側が痛い時には、肩甲骨が内側に寄るようにする必要があります。

肩甲骨の裏側が痛い人は、肩甲骨が外側に移動した状態で固まっていることが多いです。

その結果、肩甲骨の裏側の筋肉が緊張して痛みを出したり、肩甲骨と肋骨の間がくっついてしまったりします。

整体で、肩甲骨が内側に寄るようにすることで、肩甲骨の裏側の痛みが改善されます。

肩甲骨の外側が痛い時

肩甲骨の外側が痛い時には、巻き肩を解消して、肩甲骨の外側の筋肉の緊張を緩める必要があります。

院長

肩甲骨の外側の筋肉が緊張することで、腋窩神経が締め付けられて痛みが出ることが多いからです。

A子さん

肩甲骨痛みは、内側・裏側・外側いずれも、巻き肩や猫背を解消することが大切なんですね。

肩甲骨はがしは効果的?

最近では、肩甲骨はがしという手技が流行っています。

肩甲骨はがしとは

肩甲骨は、良い状態であれば肋骨との間に隙間があり、指が入ります。

ですが、肩甲骨の動きが悪くなると、肩甲骨と肋骨の隙間がなくなり、指が入らない状態になります。

肩甲骨はがしは、肩甲骨と肋骨の隙間を拡げ、隙間に指が入る状態にする手技です。

肩こりや肩甲骨の痛みの解消に、肩甲骨がはがれている状態になることは必要です。

ですが、それだけでは、十分ではありません。

院長

肩甲骨がはがれても、姿勢が悪いと、また肩甲骨がくっついてきてしまいます。

ですから、基本的には、姿勢を良くすることが大切です。

肩甲骨を寄せる運動をすると良い?

肩こりや肩甲骨の痛みを解消する運動として、肩甲骨を寄せる運動があります。

ですが、肩こりや肩甲骨に痛みがある方は、肩甲骨を寄せる運動が出来ない状態になっています。

A子さん

確かに、肩甲骨を寄せる運動をしたいんですが、そもそも肩甲骨が寄らないんです。

院長

そうですね。

既に肩甲骨が寄らなくなってしまっている方は、自分では中々解決が難しいです。

整体では、肩甲骨が寄せられる状態にまで、体の機能を回復させますので、その上で、肩甲骨を寄せる運動をすると良いです。

A子さん

整体では、肩甲骨が寄らない状態から、寄る状態になるまでの橋渡しをしてくれるんですね。

肩甲骨が寄る状態になれば、運動も出来ますし、肩こりや肩甲骨の痛みの予防になりますね。

体の機能が悪くなっていることが肩甲骨の痛みの原因

肩こりや肩甲骨の痛みは、関節や筋肉や神経の働きが悪くなっていることが原因です。

ですから、整体では、そういった体の機能を良くして、結果的に肩こりや肩甲骨の痛みを解消します。

一度体の機能が良くなれば、体の機能をしっかり使えばその状態を維持できます。

具体的には、運動やストレッチといったセルフケアをするということです。

整体で体の機能を良くして、セルフケア等日常生活に気をつけて、良い状態を維持することで、肩こりや肩甲骨の痛みが根本的に解決されます。

肩こり肩甲骨まとめ

肩こりで肩甲骨が痛い時の原因

・肩甲骨の内側の痛み

頭が前に出る姿勢によって、肩甲背神経が引っ張られることが原因

デスクワーク等で、肩甲骨の間の筋肉が緊張して、肩甲背神経が圧迫されることが原因

・肩甲骨の裏側の痛み

巻き肩によって、筋肉が緊張し、疲労することが原因

・肩甲骨の外側の痛み

巻き肩によって、肩甲骨の外側の筋肉が緊張して、腋窩神経が締め付けられることが原因

肩こりで肩甲骨が痛い時の整体での対処法

肩甲骨の痛みの原因は、猫背で巻き肩になることによって、筋肉が緊張し、神経が引っ張られたり圧迫されることが原因なので、整体では、姿勢を整えることで、肩甲骨の痛みに対処する

肩こりでお悩みの方はおゆみ野(鎌取)のいまい整体院へ

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