最近では、肩甲骨をはがすという整体手技がかなり一般的になってきました。
肩甲骨がはがれていないと肩こりになると聞いたことがあります。
通常、人の肩甲骨の間には指が入る隙間があります。
肩甲骨はがしというのは、肩甲骨の隙間を空ける整体手技です。
肩こりをはじめ、手・肘・肩・首に症状がある方の肩甲骨の隙間は、狭くなっていることがほとんどです。
この記事では、肩甲骨がはがれない原因をご説明します。
肩甲骨がはがれない原因
肩甲骨がはがれないというのは、肋骨と肩甲骨の間に隙間がないということです。
そして、肋骨と肩甲骨の間には、緩衝材として脂肪体があります。
肩甲骨がはがれない時には、肋骨か肩甲骨か脂肪体に原因があります。
肋骨に原因がある場合
肩甲骨の下には肋骨があります。
そして、肋骨が盛り上がっていると、肩甲骨との隙間が狭くなり、肩甲骨がはがれない原因になります。
肋骨が盛り上がるのは、背中を丸めた姿勢や頭が前に出た姿勢になっているからです。
猫背のように姿勢が悪くなっていると、肋骨が盛り上がってしまうんですね。
肩甲骨に原因がある場合
肋骨に問題がなくても、肩甲骨の可動性に問題があると、肩甲骨がはがれない原因になります。
肩甲骨は鎖骨と上腕骨とつながっていて、複数の筋肉によってコントロールされています。
鎖骨や上腕骨との関節に問題があったり、筋肉が硬くなっていると肩甲骨の可動性に問題が出て、肩甲骨がはがれない原因になります。
脂肪体に原因がある場合
肩甲骨と肋骨の間にある脂肪体に問題があっても肩甲骨がはがれない原因になります。
脂肪体が肩甲骨にくっついたり、肋骨にくっつくことで、肩甲骨がはがれなくなります。
整体での肩甲骨はがしの注意点
整体手技の肩甲骨はがしは、本来、上記の問題を解決する手技です。
肋骨や肩甲骨や脂肪体の問題を解決することで、肩甲骨がはがれる状態にします。
ですが、無理に肩甲骨の間に指や手をいれる手技を行っている方がいらっしゃいます。
無理に肩甲骨の間に手や指を入れて、肩甲骨をはがすと、揉み返しのように痛くなることがあるので注意が必要です。