座っている時や、長時間座った後立ち上がった時に股関節が痛む方がいらっしゃいます。
この記事では、その原因と対処法をご説明します。
目次
座っている時やいざ立ち上がった時の股関節痛の原因
座っている時やいざ立ち上がった時の股関節痛の原因は、多くの場合、痛みのある側の股関節に過剰に体重をかけているからです。
院長
臨床の現場では、このケースは圧倒的に左側が多いです。
体重をかけすぎているというのは、左の股関節が痛むのであれば、座っている時に左の股関節にほとんどの体重がのっていて、右側の股関節には体重がほとんどのっていないということです。
では、なぜ片側の股関節に体重をかけすぎてしまうのかというと、痛む側と逆の股関節が硬くなって柔軟性をうしなっているからです。
痛むのとは逆の股関節が硬いのが原因なんですね。
皆さん、痛い側の股関節に原因があると思っているのですが、
多くのケースで、逆の股関節が硬くなり体重が乗らなくなったことが原因になっています。
座っている時やいざ立ち上がった時の股関節痛の対処法
対処法としましては、痛みのある股関節とは逆の股関節の機能を回復させて体重が乗るようにすることです。
股関節に体重がのるようにする方法はたくさんありますが、
比較的安全に行えるのが、開脚のストレッチです。
開脚のストレッチをした時に、左右のどちらかに体重がのりにくい側があると思います。
多くの場合が、痛む股関節とは逆の股関節です。
痛む股関節とは逆の股関節に硬さがあることが確認できたら、その硬さを取るために、そのまま開脚ストレッチを行いましょう。
もしも痛む側の股関節の方が体重が乗り辛い場合には、原因が違う可能性が高いので、開脚ストレッチはやめましょう。
※念のため一度整形外科を受診することをお勧めします。