坐骨神経痛というのは、でん部から下肢にかけての坐骨神経領域に、痛みやしびれが出る症状です。

坐骨神経痛の症状はどこで解決すればよいのかわかりません。



坐骨神経痛の時には、整形外科に行った方が良い時と、整体や整骨院に行った方が良い時があります。
この記事では、どんな時に整形外科に行けば良いのか?また、整体と整骨院のどちらに行けば良いのか?についてご説明します。
この記事は、千葉県千葉市緑区おゆみ野のいまい整体院院長が書いています。
私は、鍼灸師・マッサージ師の資格を持ち、整体院を開業して10年になります。
坐骨神経痛の時は整形外科に行く必要はあるのか?
一般的に坐骨神経痛と呼ばれている症状には、整形外科に行く必要のあるものと、整体や整骨院など徒手療法によって解決できるものがあります。



では、どんな坐骨神経痛の時に、整形外科に行った方が良いのですか?



神経根症状がある場合には、整形外科に行く必要があります。
神経根症状というのは、下肢の場合には椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症で起こることがある症状です。
筋力の低下(痛くて力が入らないのではなく)・反射の減弱・筋肉の萎縮・感覚障害・排便排尿障害といった症状が起こり、排便排尿障害がある時には、すぐに手術が必要になります。
上記のような神経根症状がなく、痛みやしびれだけの場合には、整体院や整骨院で解決が出来る坐骨神経痛である可能性が高いです。
※神経根症状がなくても、痛みやしびれの症状が強い場合には、一度整形外科に行きましょう。
坐骨神経痛の時には整体か整骨院か?
神経根症状がなく、痛みやしびれだけの場合には、整体や整骨院などの手技療法が適応の坐骨神経痛である可能性が高いです。



痛みやしびれだけの場合には、運動器(筋肉・神経・関節)の機能異常が原因であることがほとんどです。。
坐骨神経領域に感じる痛みやしびれというのは、運動器(筋肉・神経・関節)の機能異常が原因である可能性が高いです。
運動器の機能異常というのは、器質的な異常(怪我など)ではなく、機能(働き)の異常です。
簡単に言うと、筋肉が硬くなっていたり、神経の伝達が悪くなっていたり、関節がズレていたりすることです。
そして、手技療法というのは、運動器の機能障害を解決するための手段です。
では、神経根症状のない坐骨神経痛の場合には、整体院か整骨院どちらに行けば良いのでしょうか?
答えは、「どちらでもよい」です。



とはいっても、整体院と整骨院では、違いがあるんじゃないんですか?



実は、坐骨神経痛などの怪我・外傷による症状でなければ、整体院も整骨院も変わりがありません。
整体院と整骨院の一番の違いは、急性の外傷(骨折・捻挫・挫傷・脱臼・骨折)において、整骨院では柔道整復師の資格を持つ施術者が、保険診療を行うことが出来るという点です。
ですから、急性の外傷以外の症状に関しましては、整骨院でも自費による診療になります。
また、柔道整復師は急性外傷に対処するための資格ですので、専門学校でも、そのための勉強しかしません。



坐骨神経痛の治し方は勉強しないんですか?



はい、整体師もそうですが、坐骨神経痛などの症状の治し方は、セミナーや勉強会において勉強します。
ですから、重要なのは、整体院か整骨院かではなくて、どこで手技療法を受けるかです。
最近では、整体院や整骨院の数がとても多く、ホームページも同じようなことを書いているため、どこに行ったらよいかわからない状態です。
ですから、実際に一度行ってみたり、実際に通っている人の言葉を頼りにしながら、自分の症状を解決してくれる場所を見つけましょう。