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膝のお皿の上の痛みの原因とは?

膝のお皿の上の痛みの原因とは?

膝には膝蓋骨と呼ばれる骨があります。

膝蓋骨は膝のお皿と通称で呼ばれています。

この膝蓋骨の上が痛むことがあります。

この記事では、膝のお皿の上の痛みの原因をご説明します。

目次

膝のお皿の上の痛みの原因とは?

まずは膝のお皿の役割からご説明します。

膝のお皿(膝蓋骨)の役割とは?

膝の前面には、膝を伸ばす大腿四頭筋という筋肉があります。

この筋肉は、骨盤や大腿骨から、膝の下のスネの骨である脛骨にくっついています。

ですから、膝が曲がると曲がった部分に摩擦の力が強くかかります。

膝のお皿は、膝の曲がる部分にあり、この摩擦の力が大腿四頭筋にかからないようにしています。

院長

膝のお皿のおかげで、大腿四頭筋の力が脛骨にスムーズに伝わり、膝を伸ばすことができます。

膝のお皿(膝蓋骨)の上には何がある?

膝のお皿の上には、大腿四頭筋膝蓋上嚢大腿骨前脂肪体という組織があります。

院長

膝蓋上嚢、大腿骨前脂肪体は、膝がスムーズに曲げ伸ばし出来るために必要な組織です。

こういった組織が硬くなったり、動きが悪くなったりすると、膝のお皿の上が痛みます。

膝のお皿(膝蓋骨)の上の痛みの原因

膝のお皿の上の痛みの原因として考えられるのは、大腿四頭筋・膝蓋上嚢・大腿骨前脂肪体です。

大腿四頭筋が原因

大腿四頭筋が原因の場合には、大腿四頭筋の動きが悪くなっていることが考えられます。

大腿四頭筋というのは、大腿直筋・中間広筋・外側広筋・内側広筋という4つの筋肉からなります。

そして、中間広筋の上に大腿直筋があり、この筋肉と筋肉の間で動きが悪くなることあります。

院長

特に、膝のお皿の上辺りで動きが悪くなりやすいです。

ですから、中間広筋と大腿直筋の間の動きを良くすることで、膝のお皿の上の痛みが改善します。

膝蓋上嚢が原因

膝蓋上嚢は、膝の曲げ伸ばしに合わせて伸び縮みします。

特に膝を曲げた時には、大腿四頭筋が伸びるのに合わせて、膝蓋上嚢も伸びます。

この時に、膝蓋上嚢の伸びが悪いと、膝を曲げた時に、膝のお皿の上が痛みます。

膝を曲げた時に、膝蓋上嚢が伸びるようにすることで、膝を曲げた時の膝のお皿の上の痛みが改善します。

大腿骨前脂肪体が原因

大腿骨前脂肪体は、大腿骨の前にあり、その上には中間広筋や膝蓋上嚢があります。

この大腿骨前脂肪体と、中間広筋・膝蓋上嚢との滑走(組織同士の滑るような動き)が障害されると、膝のお皿の上の痛みにつながります。

膝蓋前脂肪体を柔らかくすることで、膝のお皿の上の痛みが改善します。

膝のお皿(膝蓋骨)の動きが悪くなっていることが原因

膝のお皿の上にある、大腿四頭筋・膝蓋上嚢・大腿骨前脂肪体が硬くなったり動きが悪くなると、膝のお皿の動きが悪くなります。

院長

簡単に言うと、膝のお皿の動きが悪いために、膝のお皿の上が痛みます。

ですから、セルフケアを行う場合には、膝のお皿をさすったり、膝のお皿を上下左右に動かすと良いです。

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