朝起きた時や、歩いている時に踵が痛む方がいらっしゃいます。

歩いている時に踵が痛いんです。



踵の痛みには大きな原因が3つあって、それを解決するれば、ほとんどの踵の痛みは解決しますよ。
この記事では、踵の痛みの原因と対処法についてご説明します。
この記事は、千葉県千葉市緑区おゆみ野のいまい整体院院長が書いています。
私の臨床での経験から書いていますので、情報の偏りはありますが、私が日々経験していることのみを書いていますので、参考になると思います。
踵の痛みの原因
踵の痛みの原因を一言でいえば、踵で体重を受けすぎているからです。



踵で必要以上の体重を受けているから痛いというのが、私の結論です。
本来、体重というのはつま先や土踏まずの辺りを自由に行き来します。
踵が痛い人は、この体重の行き来が上手くいかず、踵にばかり体重が集中してしまっています。
では、なぜ踵で体重を受けすぎてしまうのでしょうか?
その原因が大きく分けて3つあります。
腰仙関節の機能異常
腰仙関節というのは、腰と骨盤をつなぐ関節です。
この腰仙関節が機能異常を起こすと、腰が伸びなくなります。



腰が曲がっていたり、伸びていない時は、腰仙関節に機能異常があります。
腰が伸びないと、体の重心は後ろに移動します。
つまり、踵に重心が移動してしまいます。
ですから、腰仙関節に機能異常が起こると、腰が伸びなくなり、踵に過剰に体重が乗ってしまうことになります。
踵に痛みがある人がまずはじめに解決すべきなのが、この腰仙関節の機能異常です。
足関節の背屈制限
腰が伸びなくなり、踵に過剰に体重が乗るようになると、足関節が曲がり辛くなってきます。



足関節が曲がらなくなると、踵より前方に体重を移動させることが困難になってきます。



踵から重心が移動し辛くなってしまうんですね。
腰が伸びないことに加えて、足関節の背屈制限(足首がまがりづらい)が起こってくると、踵に痛みが出始めます。
踵の骨の前方移動
腰が伸びなくなり、足首が曲がり辛くなってくると、今度は踵の骨自体が指先の方に移動してきます。



踵の骨が前に移動してきてしまうと、踵の骨でのショックの吸収機能が悪くなってしまいます。
腰のが伸びない、足首が曲がり辛い、踵の骨が前に移動してしまう、この3つの原因によって、踵の痛みは定着してしまい、治り辛くなってしまいます。
踵の痛みの対処法
踵の痛みに関しましては、上記しました腰仙関節の機能異常・足関節の背屈制限・踵の骨の前方移動を解決することで、今のところ皆さん踵の痛みが解消されています。



この3つを解決しても治らない踵の痛みの方がいれば、その時にはまた別の条件が加わると思います。
セルフケアでなんとかする方法はないのかと、色々考えてはいますが、今のところ良い方法がありません。
と言いますのも、セルフケアをご提案して、逆に悪くなってしまうことも何回か経験しているからです。
踵の痛みに関しましては、整形外科で対処が必要な病態もあります。
ですが、多くは整体や整骨院など手技療法に適応がある症状がほとんどだと思います。