腰痛の中で、寝ると痛い腰痛があります。
寝ている姿勢は、座ったり立ったりしている時と比べて、腰の負担が少ないと考えられます。
ですから、なんで寝ている時に腰痛になるのか原因がわからずに、どう対処して良いのかわからないことがあります。
この記事では、寝ると痛い腰痛を、3つのシチュエーション別にご説明します。
寝ると痛い腰痛の原因とは?
寝ると痛い腰痛は主に3つの場合に分けられます。
- 足を伸ばして仰向けで寝ると痛い場合
- 横向きに寝ると痛い場合
- 朝起きた時に痛い場合
足を伸ばして仰向けで寝ると痛い場合
足を伸ばして仰向けで寝ると腰が痛い場合があります。
これは、股関節の前が硬くなり、足を伸ばした時に腰が引っ張られるために起こる腰痛です。
この状態で長時間寝ていると腰痛になります。
通常は、足を伸ばして仰向けに寝ても腰は痛くなりませんが、股関節の前、特に腸腰筋と呼ばれる筋肉が硬くなっていると、足を伸ばした仰向けの状態が辛くなります。
解決策としましては、股関節の前、特に腸腰筋をストレッチすると良いです。
仰向けで膝を曲げると腰が楽になります。
・膝の下にクッションを入れる
・膝を曲げて寝る
・横向きで寝る
・股関節の前をストレッチする
横向きに寝ると痛い場合
横向きに寝ると痛い場合には、二つの可能性が考えられます。
一つ目は、腰や背中、臀部の筋肉が過緊張にある場合です。
この場合には、横向きになって体を丸めると、過緊張状態にある腰や背中の筋肉を無理に伸ばすことになるため、腰痛になります。
二つ目は、股関節が硬いために、仙腸関節という骨盤の関節に負担がかかる場合です。
横向きになった時に、股関節が硬くなっていると、上になった足の重さが骨盤の仙腸関節にかかり、そのまま長時間寝ていると、仙腸関節が痛くなってきます。
解決策としては、背中から腰、股関節をストレッチやマッサージでほぐすと良いです。
また、抱き枕や、足の間にクッションを挟むことで、腰痛が楽になります。
〇腰や背中臀部に過緊張がある場合
・背中、腰、臀部をストレッチする
・背中、腰、臀部をテニスボールなどでほぐす
〇股関節が硬いために仙腸関節に負担がかかる場合
・股関節をストレッチする
・膝の間にクッションを入れたり、抱き枕を使用する
朝起きた時に痛い場合
朝起きた時に痛い場合には、冷えや血の巡りが悪くなっている可能性があります。
寝ている時には、基本的には動かないので、起きている時に比べて血の巡りが悪くなります。
また、非常に冷えやすいです。
もともと、腰や足などの血の巡りが悪い方は、寝ることでさらに血の巡りが悪くなり、腰部の筋肉に十分な酸素が行き渡らずに、腰痛になることがあります。
解決策としましては、運動を良くするようにして、血の巡りを良くして、寝てる時に体が冷えないようにすることが大切です。
・寝ている時に体が冷えないようにする
・運動をする
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