腰痛になった時に、病院に行った方が良いのか?マッサージに行った方が良いのか?はたまた整体院に行った方が良いのか?
色々な選択肢があって、どれが自分の腰痛にとって最善なのか、わからないことがあります。
また、そもそもマッサージや整体で腰痛が良くなるの?と不安な方もいらっしゃると思います。
ですから、このページでは、整体師である私が、整体ではどんな腰痛が改善出来るのか?そして、どんなタイミングで整体院に行った方が良いのか?という疑問にお答えします。

腰痛をしっかり改善していくためには、病院や整体院に行くタイミングが大切です。
- 整体で良くなる腰痛
- 腰痛で整体院に行くタイミング
- 病院に行った方が良い腰痛
腰痛は整体で改善するのか?
整体ではどんな腰痛が改善出来るのか?
整体で改善出来る腰痛と、改善出来ない腰痛があります。
整体で改善出来る腰痛
- ギックリ腰(お尻や足にしびれを伴わないもの)
- 朝起きた時の腰痛
- 身体を曲げ伸ばしした時の腰痛
- 座りっぱなし、立ちっぱなしで痛くなる腰痛
- 立ち上がる時の腰痛
- 運動やスポーツをやっている時の腰痛(怪我や病気ではないもの)
整体で改善が出来る腰痛は、筋肉や関節、神経の機能に異常がある腰痛です。



機能に異常があるというのは、筋肉が凝っていたり、関節の動きが悪かったり、神経の伝達が悪くなっていたりという機能の働きに異常があるということです。
整体で改善できない腰痛
一方で整体で改善が出来ない腰痛というのは、難しい言葉で言うと「器質的な異常がある腰痛」です。
器質的異常とは、体の異常部分が、物理的にわかる異常のこと。



例えば、異常部分がレントゲンやMRIに映ったり、目で見て異常がわかる状態のことです。
〇器質的に異常がある腰痛
・椎間板ヘルニア
・腰部脊柱管狭窄症
・腰椎すべり症
・圧迫骨折
・腰の骨の変形や炎症がある疾患
・内臓の病気による腰痛
こういった腰痛は、整体では対処が出来ません。
器質的な異常のある腰痛の落とし穴
器質的な異常のある腰痛は整体では改善が出来ないと、上記しました。
ですが、ここで大切な点があります。
それは、「本当に器質的な異常と腰痛とが関係があるのか?」という点です。
例えば、椎間板ヘルニアはあるけれど、腰痛や足のしびれがない方がいらっしゃます。
また、脊柱管狭窄症と言われた方が、整体で良くなることがあります。
こういった場合に考えられることは、そもそも器質的な異常と腰痛とが関係がなかったということです。



レントゲンやMRIで椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症と言われても、腰痛と関係ないことがあるんですか?



はい、椎間板ヘル二アや脊柱管狭窄症と診断されても、症状が良くなる方も多いです。
整体で、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症が良くなったという方がいらっしゃいますが、そうではなくて、そもそもその方の腰痛は、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症とは関係がなかったということです。
そういった腰痛は、原因が筋肉のコリや関節の異常、神経の伝達の悪さなどが原因であって、元々整体で対処が出来る腰痛です。
または、器質的な原因と機能的な原因が合わさっている方は、器質的な原因は解決できませんが、整体によって機能的な異常が原因になっている部分の腰痛や症状は解決することが出来ます。
〇器質的な異常のある腰痛の対処
器質的な異常が疑われる方は、まずは病院に行き診察、治療をしてもらうことが大切です。
そして、器質的な原因の場合には、病院で経過観察やリハビリを勧められることがあります。
そういった場合には、腰痛やその他の症状の原因が機能的な異常にあることがありますので、
鍼灸院・整骨院・整体院などの代替医療を利用することを考慮しましょう。
また、その際には病院にも通院し、器質的な原因の部分の経過はしっかりと診てもらうことが大切です。
整体ではどんなことをして腰痛を改善するのか?
整体では、人の手で腰痛を改善します。
では、具体的にどんなことをしているのでしょうか?
筋肉のコリをほぐす
整体では、筋肉に対して、所謂コリをほぐすことをします。
筋肉のコリをほぐすことで、腰の筋肉が伸びるようになったり、血液の流れを良くします。
筋肉の動きを良くする
筋肉の動きを良くするためには、筋肉の伸び縮みがスムースに行われる必要があります、
そのためには、最近流行の筋膜リリース(厳密には筋膜ではない)や神経・血管のリリースが有効です。
また、筋肉を動かす神経の働きを良くすることも行います。
血流やリンパの流れを良くする
血液やリンパの流れが滞ると、体にとって良くない物質が溜まったり、体の組織が酸欠になったります。
整体では、筋肉をほぐしたり、関節を動かしたり、皮膚をさすったりします。
関節の動きを良くする
関節の動きを良くするためには、リハビリのように関節を動かしたり、筋肉にストレッチをかけたり、関節の矯正を行ったりします。
腰痛では、股関節や骨盤、背骨の動きを良くします。
神経の伝達を良くする
神経というのは、脳から脊髄を経て全身に分布していますが、神経の電気信号の伝達が悪くなっても、腰痛になります。
整体では、頭蓋骨や背骨の状態を良くすることで、神経の伝達を良くします。
その他色々
整体では腰痛に対して、様々なアプローチがあり、上記の方法の他に、精神的なストレスのケアや、栄養学的な面からのアプローチなどを行います。
腰痛で整体院に行くタイミングは?
腰痛になった時に、まずは病院に行った方が良い腰痛があります。
まず病院に行ったほうが良い腰痛
病院に行った方が良い腰痛というのは、器質的な疾患が疑われる腰痛です。
- お尻や足にかけてしびれがある
- 排便排尿障害がある(尿閉や尿・便失禁)
- 足に力が入らない
- 安静にしていても痛みが強い
- 学生で運動やスポーツをしている
- 高齢者の腰痛



こういった兆候のある方は、まずは病院に行きましょう。
整形外科では、腰痛に対して、検査・投薬・リハビリ・手術といったことを行います。
これらのことは、整体では出来ないことです。
かかりつけの整体院がある方
かかりつけの整体院がある方は、整体院に自分の症状を相談しましょう。



危険な兆候がないかをある程度判断します。
危険な兆候がみられない場合には、整体院にいって腰痛の状態を診てもらいましょう。
かかりつけの整体院がない方
かかりつけの整体院がない方は、まずは病院に行きましょう。
そして、危険な兆候がないかを診察してもらましょう。
その結果、特に危険な兆候がみられないのに、腰痛が中々良くならない場合には、整体院に行くと良いです。
整体院選びはこちらの記事を参考にしてください。


また、整体院の他にも、鍼灸院や整骨院等も、器質的な異常のない腰痛を改善するには有効です。
ホームページや口コミ、実際にお問い合わせをしてみましょう。
腰痛の時にマッサージ店には行かない方が良い?
腰痛になった時に、マッサージ店に行く方も多いです。
マッサージ店というのは、実は2種類あります。
リラクゼーションマッサージと医療的マッサージです。
リラクゼーションマッサージというのは、あくまでリラックスを目的としているので、検査で腰痛の原因を確かめずにマッサージを行います。
一方で、医療的マッサージは、腰痛の原因を確かめ、その原因を解消するためにマッサージを行います。
リラクゼーションマッサージと医療的マッサージの違いはこちら


腰痛の原因がわからない時には、いきなりリラクゼーションのマッサージには行かない方が良いです。
医療的なマッサージを行っているところに行きましょう。



リラクゼーションマッサージと医療的なマッサージをしているところを、どういう風に区別したらいいんですか?



マッサージには、あん摩マッサージ指圧師という国家資格があります。
まずは、資格があるかどうかです。
後は、お問い合わせをしてみましょう。
整体腰痛のまとめ
- 整体で改善出来る腰痛は、器質的な異常がない腰痛です。
- 整体では、器質的な異常がない腰痛を、筋肉のコリをほぐしたり、関節の動きや神経の伝達を良くすることで改善します。
- 危険な兆候のある腰痛は、まず病院に行きましょう。
- 危険な兆候があるか分からない時には、かかりつけの整体院に問い合わせてみましょう。
- かかりつけの整体院がない方は、病院に行きましょう。
- 病院で危険な兆候がないと分かったのに腰痛が良くならない時には、整体院・整骨院・鍼灸院で改善出来ます。
- 腰痛でマッサージに行く時には、リラクゼーションマッサージは避けて、医療的なマッサージをするところに行きましょう。
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